若者から選ばれるまちを目指す自治体首長、
職員の皆さまへ
いずれの自治体にあっても喫緊問題である人口減少社会の到来。多くの自治体が、地域社会と稼ぐ力を維持するために、若者から選ばれるまちを目指した行政計画を進めています。一方、若者側の多くが望んでいるのは、まず何よりも自己実現です。若者一人一人の自己実現を可能にする自治体をこそ理想としています。
NPO法人ドットジェイピーでは、このギャップを解決すべく、若者が自己実現とまちづくりを関連付けて考える社会教育プログラム「未来自治体」を企画・運営しています。
未来自治体とは
未来自治体は、自治体の若者が、首長になったつもりで、自分が住みたい自治体像と実現のための政策・費用を提案して、コンテスト形式で競い合う社会教育プログラムです。出場者はチームとなってそれぞれプランを練り、プレゼンテーションにより競います。
本プログラムに参加する若者たちは、「自分自身が首長になったつもりで自分自身が住みたいまちを創生する」ために、約2か月間、必死になってフィールドワークや資料調査を重ね、中長期的な視座から自分自身と自治体との関わりを考え、提案します。
コンテスト終了後、地元でNPOを設立した方、自治体職員になった方など、多くの若者が何らかの形で市政参画され、自治体を活気づけています。
一人でも多くの若者が、「自分自身の手で、自己実現につながるまちづくりができる」と自信をもてるよう、これからもNPO法人ドットジェイピーは、このプログラムを各地で実施させていただきたいと存じます。
未来自治体導入のメリット
若者の自己実現とまちづくりを結びつけ、定住・移住を促進!
地元企業に進路を変更したり、将来のUターンに繋がるなど、税収にも好影響が期待できます。
若者のアイデアを市政やまちづくりに活用!
若者が提案した政策を取り入れたり、若者が地元NPO設立するなどの事例があります。また、行政と若者との間に繋がりが生まれることで、若者が継続的に市政に参画する、仕組みづくりのきっかけになります。
多世代の市民交流のきっかけづくりに!
若い出場者のプレゼンテーションを、中高年・高齢の市民にもオープンに公開することで、出場者以外、若者以外の市民の関心や共感を呼び、さらにプロモーション効果も相まって、市民全体のシビックプライド向上を図ります。
導入の効果
<令和5年度実施自治体 出場者アンケートより>
本プログラム参加者がプラン立案に初めて着手する「キックオフ」の時点では、71.4%の参加者が、自治体に対してイメージを持つこと自体できませんした。しかし、コンテスト終了後は計90%の参加者が「良い(または大変良い)」イメージを持ちました。本プログラムはこのような態度変容を促すよう設計・運営がなされています。
プログラム概要
主催
本コンテストは自治体による主催を想定しています。
NPO法人ドットジェイピー等の委託事業者が、プログラム全体の企画のご提案、出場者へのテキスト配布や指導、イベントの企画運営を行います。
業務委託費・
参加費
イベントの企画運営にかかる業務委託費用は、業務内容の担当を相談検討の上でお見積もりをしております。詳しくは下記よりお問い合わせください。
(原則として)出場者は参加費無料としています。
※ 但し、イベント会場までの交通費やその他打ち合わせにかかる費用などは自己負担を想定しています。
実施スケジュール例
出場者の募集要項検討・募集準備 :5月~6月
出場者の募集期間: 7月~8月
キックオフイベントから決勝イベントまで: 9月~10月
※自治体によってより後ろ倒しての実施も可能です。
出場資格例
- 基本的に10代~青年世代までの自治体住民・周辺住民など
(募集年齢は要検討となります、市内だけでなく市外からの参加者を募る場合もあります) - 基本的に2名以上でのチーム参加。
(チーム内での話合いも本プログラムの重要な要素ですので、個人でのご応募があった場合は主催者がチーム編成を検討して対応します) - 基本的にキックオフ会、中間報告会、コンテスト当日すべてに参加ができるを条件としています。
コンテスト当日
について
- コンテストは基本的に一般公開で行います。全出場チームが、一般の観覧者、開催自治体の首長や職員に向けてプレゼンテーションを行います。
- 観覧者の投票や、首長ほかの審査によって優勝チームや、その他の特別賞チームを決定します
- プレゼンテーション10分・質疑応答5分とします。
2ヶ月のプログラム進行
キックオフ
キックオフでは参加者に未来自治体のプログラム概要を説明します。ここでは、自治体予算の見方や予算の立て方のレクチャーをするだけでなく、参加者同士の交流も図ることで、約2ヶ月のプログラムを進めていくやる気を醸成します。 自治体によってはこの日に合同でフィールドワークを行うこともあります。
中間報告
各チームごとに十分な調査ができているか等の進捗状況を把握します。自治体職員から直接アドバイスを受けることで、自治体の理想像とそれに対する政策の整合性を確認し、プランの更なるブラッシュアップや決勝に向けてのプレゼンテーションの指導も行います。
コンテスト当日
参加チームによるプレゼンテーションに来場者が投票することで最優秀チームを決定します。(※参加チーム多数の場合は予選選考も実施)
また最優秀チームの特典として、自治体首長とのパネルディスカッションを行うこともあります。
自治体デザインテキストブックについて
NPO法人ドットジェイピー が数多くの主権者教育プログラムの研究を通して独自に編纂した、プログラムテキストを参加者全員にプレゼントいたします。問題集であり、参考書でもあるこのテキストに記載された課題をひとつひとつクリアしていくことで、公共政策に不慣れな若者達が、自治体の理想像と政策・予算を発表するまでに成長します。
開催実績
未来湖南市2017
事業名: | 平成29年度 未来湖南市政策コンテスト |
主催: | 湖南市 |
担当部署: | 地域創生推進課 |
開催期間: | 平成29年9月17日〜11月19日 |
出場者: | 10チーム |
決勝講評者: | 湖南市長 谷畑英吾 氏 |
未来茅ヶ崎市2017
事業名: | 平成29年度茅ヶ崎市民協働推進事業「茅ヶ崎の未来を考えるコンテスト」 |
主催: | 茅ヶ崎市・NPO法人ドットジェイピー |
担当部署: | 市民協働推進課・企画経営課 |
開催期間: | 平成29年09月10日〜11月12日 |
出場者: | 10チーム |
決勝講評者: | 茅ヶ崎市長 服部信明 氏 |
未来泉佐野市2016
事業名: | 平成28年度 |
主催: | 泉佐野市 |
担当部署: | まちの活性課 |
開催期間: | 平成29年2月7日〜3月27日 |
出場者: | 6チーム |
決勝講評者: | 泉佐野市長 千代松大耕 氏 ほか |
未来石巻市2016
事業名: | 平成28年度 |
主催: | 石巻市 |
担当部署: | 復興政策課 |
開催期間: | 平成28年7月23日〜9月25日 |
出場者: | 6チーム |
決勝講評者: | 石巻市長 亀山紘 氏/石巻青年会議所 理事長 佐藤大介 氏 |
未来氷見市2015
事業名: | 平成27年度 未来氷見市政策コンテスト |
主催: | 氷見市 |
担当部署: | 地方創生と自治への未来対話推進課 |
開催期間: | 平成28年1月19日〜3月21日 |
出場者: | 9チーム |
決勝講評者: | 氷見市長 本川祐治郎 氏 |
未来茅ヶ崎市2015
事業名: | 平成27年度「未来茅ヶ崎市」政策コンテスト |
主催: | 茅ヶ崎市 |
担当部署: | 企画経営課 |
開催期間: | 平成27年12月13日〜3月5日 |
出場者: | 10チーム |
決勝講評者: | 茅ヶ崎市長 服部信明 氏 |
未来松阪市2015
事業名: | 平成27年度 |
主催: | 松阪市 |
担当部署: | 企画経営課 |
開催期間: | 平成27年10月17日〜12月19日 |
出場者: | 10チーム |
決勝講評者: | 松阪市長 竹上真人 氏 |
富山県リーダシミュレーション
事業名: | 平成26年度 若者による市長候補者体験セミナー |
主催: | 富山県選挙管理委員会 |
担当部署: | 富山県選挙管理委員会事務局 |
開催期間: | 平成27年3月20日 |
出場者: | 8チーム |
決勝講評者: | 立山町雇用創造協議会 村上 和博 氏 |
未来仙台市2014
事業名: | 平成26年度 若者社会参画促進事業 未来仙台市2014 「仙台ミラソン」 |
主催: | 「未来仙台市」実行委員会 |
担当部署: | 市民協働推進課 |
開催期間: | 平成26年8月9日〜10月12日 |
出場者: | 7チーム |
決勝講評者: | 仙台市長 奥山恵美子 氏/株式会社マグネットデザイン/アイデアプラント代表 石井力重/NPO法人アスイク代表理事 大橋雄介氏 |
未来松阪市2014
事業名: | 平成26年度 「未来松阪市」政策コンテスト |
主催: | 松阪市 |
担当部署: | 企画経営課 |
開催期間: | 平成26年8月9日〜10月12日 |
出場者: | 9チーム |
決勝講評者: | 松阪市長 山中茂光 氏 |
未来浦安市2014
事業名: | 「あなたが“まち”のプロデュ-サ-」~みらいの浦安をデザインしよう~ |
主催: | 浦安市 |
担当部署: | 公益社団法人 浦安青年会議所 |
開催期間: | 平成26年8月2日〜10月5日 |
出場者: | 6チーム |
決勝講評者: | 公益社団法人浦安青年会議所 理事長 金沢剛純 氏/NPO法人ドットジェイピー 秋本独人 |
未来茅ヶ崎市2014
事業名: | 平成26年度 「未来茅ヶ崎市」政策コンテスト |
主催: | 茅ヶ崎市選挙管理委員会 |
担当部署: | 茅ヶ崎市選挙管理委員会事務局 |
開催期間: | 平成26年7月12日〜8月31日 |
出場者: | 9チーム |
決勝講評者: | 茅ヶ崎市長 服部信明 氏/NHK 島田敏男 解説主幹/文教大学 根本俊男 情報学研究科 教授 |
成田市リーダーシミュレーション
事業名: | 平成25年度 成田市リーダーシミュレーション |
主催: | 成田市 |
担当部署: | 企画政策課 |
開催期間: | 平成26年3月30日 |
出場者: | 5チーム |
決勝講評者: | 成田市 企画政策課 課長 木下敬 氏 |
上越市リーダーシミュレーション
事業名: | 平成25年度 出馬でGO!リーダーシミュレーション |
主催: | 公益社団法人 上越青年会議所 |
担当部署: | 上越青年会議所 未来開拓委員会 |
開催期間: | 平成25年12月8日 |
出場者: | 7チーム |
決勝講評者: | 上越市長 村山秀幸 氏 |
未来松阪市2013
事業名: | 平成25年度 「未来松阪市」政策コンテスト |
主催: | 松阪市 |
担当部署: | 戦略経営課 |
開催期間: | 平成25年10月12日〜12月5日 |
出場者: | 9チーム |
決勝講評者: | 松阪市長 山中光茂氏/松阪市副市長 小林益久氏 |
稲城市リーダーシミュレーション研修
事業名: | 平成25年度 自治体リーダーシミュレーション研修 |
主催: | 稲城市(職員研修の一環として実施) |
担当部署: | 人事課 |
開催期間: | 平成25年9月27日 |
出場者: | 5チーム(稲城市若手職員のみ出場) |
決勝講評者: | 稲城市長 髙橋勝浩 氏 |
鎌倉市リーダーシミュレーション
事業名: | 平成25年度 鎌倉リーダーシミュレーション |
主催: | NPO法人ドットジェイピー |
協力: | 鎌倉市選挙管理委員会事務局 |
開催期間: | 平成25年9月22日 |
出場者: | 5チーム |
決勝講評者: | 鎌倉市長 松尾崇 氏 |
未来笠間市2013
事業名: | 平成25年度 若者が行う笠間市定住化対策調査 |
主催: | 笠間市 |
担当部署: | 企画政策課 |
開催期間: | 平成25年7月24日〜8月17日 |
出場者: | 3チーム |
決勝講評者: | 笠間市長 山口伸樹 氏 |
未来仙台市2013
事業名: | 平成27年度 若者社会参画促進事業 未来仙台市2013 |
主催: | 「未来仙台市」実行委員会 |
担当部署: | 市民協働推進課 |
開催期間: | 平成26年8月9日〜10月12日 |
出場者: | 7チーム |
決勝講評者: | 仙台市長 奥山恵美子 氏/毎日新聞社 解説主幹 与良正男 氏 |
習志野市リーダーシミュレーション
事業名: | 平成25年度 習志野市リーダーシミュレーション |
主催: | NPO法人ドットジェイピー |
協力: | 習志野市 |
開催期間: | 平成5年3月30日 |
出場者: | 6チーム |
決勝講評者: | 習志野市長 宮本泰介 氏 |
未来仙台市2012
事業名: | 平成24年度 若者社会参画促進事業 未来仙台市2013 |
主催: | 「未来仙台市」実行委員会 |
担当部署: | 市民協働推進課 |
開催期間: | 平成24年11月11日〜12月16日 |
出場者: | 9チーム |
決勝講評者: | 仙台市長 奥山恵美子 氏/毎日新聞社 解説主幹 与良正男 氏/ジャーナリスト 津田大介 氏 |
未来鎌倉市2012
事業名: | 平成24年度 |
主催: | 鎌倉市選挙管理委員会 |
担当部署: | 鎌倉市選挙管理委員会事務局 |
開催期間: | 平成24年11月3日〜12月5日 |
出場者: | 11チーム |
決勝講評者: | 鎌倉市長 松尾崇 氏/パタゴニア 辻井隆行氏/面白法人KAYAC 柳澤大輔 氏 |
未来奈良市2012
事業名: | 平成24年度 「未来奈良市」 |
主催: | 奈良市 |
担当部署: | 総合政策課 |
開催期間: | 平成24年8月26日〜11月8日 |
出場者: | 11チーム |
決勝講評者: | 奈良市長 仲川げん 氏/東国原英夫 氏 |
未来流山市2012
事業名: | 平成24年度 未来流山市 |
主催: | NPO法人ドットジェイピー(初のテスト開催として) |
協力: | 流山市 |
開催期間: | 平成24年4月7日〜4月22日 |
出場者: | 3チーム |
決勝講評者: | 流山市長 井崎義治 氏/流山市商工会議所 会頭 池森政治 氏 |