インターンシップ
「議員インターンシップ?私には関係ない」と思っているあなたへ
氏名:最上太智
大学/学部/学年:長崎大学環境科学部2年
所属支部:長崎支部
プロフィール:2021年春に議員インターンシップに参加。
現在はドットジェイピー長崎支部でスタッフ活動中。
「議員インターンシップ?何それ?」
これが、大学キャンパス内で自分が初めてドットジェイピースタッフに声をかけられたときに思ったことでした。私は、エネルギー問題や水質汚濁、生物多様性や大気汚染といった環境問題に関しての関心が高かったために、今の大学学部を選択しました。将来的には、それらの問題に対して、技術的な観点から関わっていくような仕事がしたいと思っていました。政治とは全く関係のないようなことをしたいと考えていた私にとって、それに加えて参加費がかかることもあり、インターンシップが始まる前までは、議員インターンシップに参加するメリットを感じられませんでした。しかし、当時私を議員インターンシップに誘ってくれたドットジェイピースタッフの「参加費以上の価値があるくらい、貴重な経験のあるインターンシップだよ」という言葉に興味を惹かれて、議員インターンシップに参加することになりました。
自分のインターンシップにおける活動は、インタビュー活動が中心でした。当時は上述した環境問題の中で、特にエネルギー問題に高い関心があったため、議員にお願いして、行政や民間などそれぞれ違った立場で、エネルギー問題に関わっている方々にインタビューをさせて頂きました。実際にインタビューしてみて気付いたことが二つあります。一つ目は、自分の考えが浅はかだったということです。エネルギー問題は、SDGsに項目が設けられているほど多く取り上げられる問題で、エネルギー問題に関して私は、再生可能エネルギーの導入には、発電コストや景観への悪影響といったようなデメリットがつきものであり、積極的に推進することは難しいと考えていました。しかし、インタビュー活動の中で、安定したエネルギー供給が可能で、景観にも馴染みやすい「洋上風力発電」について知ることができ、再生可能エネルギーの新たな可能性について考えられるようになりました。二つ目は、環境問題に携わるのは、技術的な職種だけではないということです。技術には限界があるため、環境問題の解決のためには、それを補うために、社会的なルールや枠組みを決定していく必要があります。行政にも民間にもそういった側面から環境問題を考えていく職種の人々もいるんだと視野を広げることができました。
一見すると「議員インターンシップ」とは、将来政治に関わるような職業の人しか関係ないように思われるかもしれませんが、活動内容は政治的なものに限られておりません。自分の考えや価値観を見つめ直したり、将来への視野を広げるきっかけになったりします。後から振り返ってみると、あの時のスタッフの言葉は嘘ではなかったと感じられました。まだまだ悩める大学1・2年生のうちに他の学生にはできない貴重な体験をしてみませんか。
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