ジャパンプロデューサーインタビュー

Vol.144 [首長] 髙山 松太郎 伊勢原市長 「継続は力なり」

市長

伊勢原市長 髙山 松太郎

 

なぜ市長になろうと思ったのですか


現在の伊勢原市は大きく変わりつつあるのですが、県会議員をやっていた当時には、その変化に関わっていく上での限界を感じていました。
5年後には新東名高速道路ができる予定です。今までの東名高速道路では伊勢原市は通過点に過ぎなかったが、今回新たに伊勢原市にインターチェンジが設置されることになった。今しかないこのチャンスをものにしなくてはと感じました。変化の中にあるチャンスを、自分が成し遂げたいという強い思いがあったのです。



市長として難しいと感じることはありますか


まだ市長に就任して半年ですが、今は市民に正確に伝えることが難しいと感じています。今後、難しい問題に直面することも増えてくるでしょう。



なぜ市長を志す前に、議員になろうと思ったのですか


今まで市が大きなプロジェクトを動かすことはあっても、どれも最後は国が決めるという流れがありました。この流れを変えないことには何もできないと痛感したのです。そこで、まずは市議から始めてみようと思いました。それが41歳の時で、当時としては若いほうでしたが、若い者が動かないと何も変わらないと思ったのです。道のりは決して平坦ではありませんでしたが、「継続は力なり」と言い聞かせて頑張っていました。



市のビジョンはどうお考えですか


伊勢原市は山と水田と住宅地が均等な割合で、非常にバランスが取れており、県の第4の国際観光地を目指す「新たな観光の核づくり事業」に「平成大山講プロジェクト」が認定されました。ですから、観光を目玉の一つに考えています。
さらに、新東名高速道路の開通によって交通の利便性がとてもよくなります。神奈川県が国に提言した「さがみロボット産業特区」という、本市を含む圏央道一帯の経済特区が認可されたこともあり、企業誘致の流れを加速させていきます。
今後は、伊勢原市に付加価値を持たせることができるか、ということが課題と考えています。少子高齢化現象に対しても、「行ってみたい、住んでみたい」と思えるような街づくりをすることを大切にしていきます。



地元の若者とのふれあいはありますか?また、若者全般へのメッセージをお願いします。


伊勢原市では、地元大学の学生がいろいろと市政に関わってくれていますし、様々な提言もしてくれるので、とてもありがたいと思っています。
若者全般について言いますと、どこでも言われていることですが、もっと「ガッツ」と「欲」を出して欲しいと思います。昔と比べると熱い若者が少ないように感じます。もっと若者から発信して、日本を明るくしていって欲しいのです。




1991年 伊勢原市議会議員初当選(4期連続当選)
2003年 伊勢原市議会議長
2007年 神奈川県議会議員初当選
2012年 伊勢原市長就任
秦野市伊勢原市環境衛生組合副組合長
金目川水害予防組合議会議員
伊勢原市交通安全対策協議会会長
伊勢原市防犯協会会長
※プロフィールはインタビュー時のものです。

関連記事
  • Vol.243 [首長] 木幡浩 福島県福島市長 「若者が行き交う県都福島へ」JAPAN PRODUCER INTERVIEW

    ジャパンプロデューサーインタビュー

  • 橋川市長プロフィール用
    Vol.242 [首長] 橋川渉 滋賀県草津市長 「誰もが健幸に暮らせるまちを」

    ジャパンプロデューサーインタビュー

  • 山本市長プロフィール用
    Vol.241 [首長] 山本景 大阪府交野市長 「財政再建から持続可能な住宅都市へ。元証券マンの挑戦」

    ジャパンプロデューサーインタビュー