ジャパンプロデューサーインタビュー
Vol.055 [議会議員] 樋口 明 福岡市議会議員 「水上バス実現に向けてまっしぐら!体育会系の九州男児」
福岡市議会議員
自民党 樋口 明
政党 自民党
選挙区 福岡市南区
初当選年 2003年
当選回数 1回(県議選1回)
公式サイト
こんにちは。今日はよろしくお願いします。さっそくですが、樋口議員が学生を受け入れることを決めた理由は何ですか?
別に変な話でもないし、政治に関心のある学生がいるのであれば、いろいろと体験させてあげるのもいいんじゃないかなと思って。
この議員インターンに参加しようかどうか迷っている学生に一言お願いします。
堅苦しいことでもないし、義務感でしなきゃいけないことないよね。だから気軽に来てもらえればいい。
政策的なことだけではなく地域の活動なども含めて、いい勉強になると思う。
では、「学生のうちにこれはしておいたほうがいい!」というアドバイスをお願いします。
インターンするのもいいし、バイトするのもいいと思う。将来やりたいことがはっきりしていればそれに近いバイトをするのはためになるし、そうでなくても色んなことをやってみた方がいい。
あとはね、やっぱり遊ぶこと(笑)。大事なことだと思うよ。社会人になったら遊べないということはないけど、はめ外して思いっきり遊ぶのは学生のうちに経験しておいたほうがいい。
議員も学生時代は遊んでいらっしゃったんですか?
はい、遊んでました(笑)
留学なさってたんですよね?
それは、まぁ当然のことながら長年の夢でしたからね、嬉しかったですよ。
うん。留学生だからバイトは制限されていたけど、それでもレスリングのコーチとして中学校に派遣されたり、ビンゴのチケット販売をしたりはしていた。レスリングも一生懸命やってたし、夜になったら仲間と街に繰り出していたね。ディスコ付きのパブで皆で飲みながらダンスする、そういうのが向こう(カナダ)では主流。毎週、金・土の夜は行ってた。
本当に楽しそう。うらやましいですね。話は変わりますが、水上バスについて聞かせてください。
水上バスは、選挙のときから公約として訴えてきたことです。
ちなみにこれを思いついたきっかけは、そこの那珂川を見て「ここで船を使って天神までいけたら便利だろうし、地域の活性化にもつながるだろう」と思ったこと。
それに、そうやって通勤できれば天神周辺の交通渋滞も緩和されるだろうと考えた。
当選して2年足らずで試運転が実現するとは、とても早かったように思いますが。
そうだね。当選して最初にした質問の水上バスに関する部分に対して、知事から「都市圏交通対策協議会で検討していきたい」という答弁をもらったわけ。だから次に、議会外で「水上交通研究会」を立ち上げ、この水運をどういった形で進めるのかずっと協議を続けてきたんだ。
そして8月末に試運行の決定をしたわけ。
その決定があった際に「都市圏交通対策協議会」が僕たち水上交通研究会と協働で利用者にアンケートを取ろうということになった。2000人くらい来たよ。このアンケートをもとに再び協議会で研究を進めていくということになっている。
水上バスに関する活動で、もっとも苦労したことは何ですか?
川の中の岩をどかす作業をしなきゃいけなかったんだけど、その作業の予定日に2回くらい台風が来て、できなくなってしまってね。一度機会を逃すと、潮の関係もあって次の機会がなかなか巡ってこないんだよ。それで作業を待たなきゃならないっていうのはいらいらするし、ジレンマだった。
思わぬところに苦労があったんですね。でも水上バスが実現したら、本当に福岡は楽しい街になると思います。船で通勤なんて素敵ですよね。
それに福岡の観光スポットの多くは水辺にあるんだよ。マリンワールド、シーサイド百道、海の中道、キャナルシティ。こういう場所を水上バスでつないだら、観光客にとっても動きやすくて魅力的な街になる。つまり観光地としてのバリューが上がると思う。それが福岡が都市型観光地として発展することにつながると思うんだよね。
今回の試運転に来てくれた方も「楽しかったよ」、「よかったよ」って言ってくださったし、それが口コミで広がったらありがたい。
本当に、楽しい街になると思うんだよね。
年齢 37歳*
所属 福岡県議会議員
1970.10.15 福岡県福岡市に生まれる。
1988.3 東福岡高校卒業。
1991 カナダ合衆国 コンコーディア大学入学。
1992 カナダ合衆国 コンコーディア大学中退。
1996 帰国 山崎広太郎(現福岡市長)衆議院議員・東京事務所に勤務。古賀正浩(故)衆議院議員・東京事務所に勤務。 2002 退職。
2003.4 福岡県議会議員選挙にて、南区から出馬し初当選。