議員インターンシップ
十人十色の意味を知る。
氏名:市川翔大
学校/学部/学年:皇學館大学/文学部/国史学科
プロフィール:三重県在住。大学では歴史学を勉強中。
2021年夏の議員インターンシップに参加し、自身の意見をより深くすることができた。
2021年10月からドットジェイピー三重支部でスタッフ活動を開始。
現在は主に集客や大学・企業との繋がりを作る役割を担っている。
〇言葉だけを知っていた時
私はこの団体でインターンシップを行った結果、「立場や年齢などに縛られずこの社会で様々な役割を果たしている方と話す事が出来る。」と考えられるようになった。
「議員」インターンシップと聞くと、「議員の方としか話せないのかな?社会的に凄い人たちときちんとコミュニケーションが取れるのかな?失礼な事言ってしまわないかな?…」などと多くの不安が沸き上がる人が多いのではないだろうか。実際に私もその一人だった。元々私はNPOインターンシップの方に参加してみようかなと考えていたのだが、「君の将来を踏まえた上でおすすめなのは議員インターンシップだよ。」と当時説明会をして下さった方に言われた。しかし当時は、自分が行ったら失礼な言動を繰り返して迷惑をかけそうだな、と思った。そして実際に議員インターンシップに参加することになった際にも、怖気づいて辞退しようかと迷っていたほどである。
〇言葉の本質を知り始めた時
しかし、8月。かなり緊張しながら参加したが、その緊張は段々とほぐれていった。まず、初めて議員さんが主に活動している市に行った8月中旬。この頃には議員の方がどのような活動に力を入れているかが分かってきていた。市役所や地域の住民に話を伺っていく中でまさに十人十色だなと思い出来事があった。例えば、市役所が新しくて綺麗であっても中の造りに不満がある方がいる一方、市独自の政策によってその市に住んでいるという方もいて、本当に人の考えというのは十人十色なのだなと思った。
次に、インターンシップと同時進行で参加していたコンテストのプレゼン発表を考え始めた8月下旬。発表に使うパワーポイントを作成していたのだが、もう一人のインターン生や担当してくださったスタッフの方と触れ合いによって、自分の持つ考えが刺激されてより高度な考え方ができるようになっていった。このように多様な考え方をしている方との出会いが私を少しずつ変えていくこととなる。
そして、インターンシップも終わる9月。私はある一つの大きな結果を残せた。地方大会で優勝できたのだ。
〇言葉の意味を本当に理解できた時
このような経験は殆どなく、私の大きな自信になった出来事であった。そして、素晴らしい結果で終われたのは多彩な人の多様な意見に生で触れられたことが大きな要因であった。この経験によって高校までとは大きく異なる体験でだけでなく「十人十色」という言葉の意味が脳だけでなく心でも理解できたと私は考えている。